日経平均は485円程度安、株価指数先物にまとまった売りで下げ幅拡大=11日寄り付き

 11日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比485円程度安い2万9032円前後で推移する。午前9時20分には、同521円78銭安の2万8996円56銭を付けている。取引時間中に2万8000円台を付けるのは、6日以来、3日ぶり。きのう10日は3日続伸となったものの、買い一巡後は上値が重い展開となっていたことや、現地10日の米国株式市場で、NYダウが6日ぶり、ナスダック総合指数が3日ぶりに下落したことから、売りが先行した。株価指数先物にまとまった売りが出たことをきっかけに、下げ幅を広げる場面があった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比300円安の2万9270円だった。

 業種別では、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も軟調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も下げている。

 個別では、丸和運輸機関<9090.T>、ホクシン<7897.T>、テクマト<3762.T>、OKI<6703.T>、UTグループ<2146.T>などが下落。半面、京都友禅<7615.T>、ケミコン<6997.T>、ローランド<7944.T>、みちのく銀行<8350.T>、ソルクシーズ<4284.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=108円台の後半(10日は1ドル=108円91-93銭)、1ユーロ=132円台の前半(同132円30-34銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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