<米国株情報>チポトレ、賃上げやボーナス支給など雇用促進計画を発表

株式

2021/5/12 10:32

 メキシコ料理専門のファストフード大手チポトレ・メキシカン・グリル<CMG>は10日、雇用促進戦略を明らかにした。6月末までにレストラン部門の従業員の時給賃金を引き上げるほか、200-750ドルのボーナスを支給し、繁忙期と新店舗増設に備え、今夏までに新規採用する従業員規模を従来の1万5000人から2万人に拡大する。

 給与体系の変更は時間給の従業員だけでなく、正規従業員の月額給与も含め、今後数週間にわたり実施するとしている。また、レストランの店長(ゼネラルマネージャー)に登用される機会を与える。その場合、年収額は3年半以内で平均10万ドル(約1090万円)に達するとしている。

 同社は4月初め、週15時間、4カ月以上勤務したすべての従業員に対し、アリゾナ大学やデンバー大学など10大学でサプライチェーンや農業、料理、サービス業に関連した講座の授業料を無償提供する計画を明らかにするなど、従業員の待遇改善を進めている。

 ブライアン・ニッコルCEO(最高経営責任者)は、ファストフード業界にとって、現在の労働市場はタイトで、経営拡大に必要な人員数の確保が最も困難な時代を迎えているとの認識を示した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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