日経平均は382円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大場面も=13日寄り付き

 13日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比382円程度安い2万7764円前後で推移する。午前9時11分には、同555円26銭安の2万7592円25銭を付ける場面がみられた。連日で弱い動きが続くなか、現地12日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数が大幅に3日続落したこともあり、売り優勢でスタート。その後も、株価指数先物に断続的な売りが出たことから、下げ幅を拡大する場面がみられた。時間外取引で米株価指数先物は上昇しているが、反応は限られているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比395円安の2万7745円だった。

 業種別では、ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も下げている。

 個別では、ネクソン<3659.T>、シード<7743.T>、インプレス<9479.T>、あんしん保証<7183.T>、クレハ<4023.T>などが下落。半面、武蔵精密<7220.T>、東京きらぼし<7173.T>、イリソ電子<6908.T>、市光工<7244.T>、アイフル<8515.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の半ば(12日は1ドル=108円79-80銭)、1ユーロ=132円台の半ば(同132円00-04銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ