(再送)日経平均は518円安と大幅に3日続落、上海総合指数や加権指数の下落が意識されたもよ=13日前場

 13日前場の日経平均株価は、前日比518円78銭安の2万7628円73銭と大幅に3日続落した。朝方から売りが先行し、やや落ち着く場面もみられたものの、積極的な買いは限られたようだ。時間外取引で米株価指数先物が上昇したが、中国・上海総合指数が4日ぶりに反落し、台湾・加権指数は4日続落したことが意識されたもよう。手控えムードのなか、売り優勢の展開が続き、午前11時10分には、同613円12銭安の2万7534円39銭の安値を付けている。外国為替市場では、ドル・円相場が109円60銭前後で、朝方の水準からはからやや円高方向にある。東証1部の出来高は6億7956万株、売買代金は1兆4920億円。騰落銘柄数は値上がり841銘柄、値下がり1243銘柄、変わらず103銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は大幅に3日続落し、下値を想定しづらい状況にあるが、昨年末にもみ合いとなった2万6900円台も想定される」(中堅証券)との慎重な声が聞かれた。

 業種別では、ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電機株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も下げている。東証業種別指数は33業種のうち、21業種が下落、11業種が上昇、変わらずが1業種となっている。

 個別では、ネクソン<3659.T>、アニコムHD<8715.T>、日本金属<5491.T>、インプレス<9479.T>、アクセル<6730.T>などが下落。半面、東京きらぼし<7173.T>、武蔵精密<7220.T>、ミツバ<7280.T>、ベネ・ワン<2412.T>、市光工<7244.T>などが上昇している。

提供:モーニングスター社

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