日経平均は699円安と大幅に3日続落、弱い動きが続き安値圏で取引終了=13日後場

 13日の日経平均株価は、前日比699円50銭安の2万7448円01銭と大幅に3日続落して取引を終了した。朝方から売りが先行し、やや落ち着く場面もみられたものの、様子見姿勢が広がるなか、総じて弱い動きが続いた。中国・上海総合指数や香港のハンセン指数、台湾・加権指数も下落し、時間外取引での米株価指数先物も上げ幅を縮小したことも意識され、午後2時29分には、同762円48銭安の2万7385円03銭ときょうの安値を付けるなど、安値圏で推移した。外国為替市場では、ドル・円相場が109円60銭前後で、朝方の水準からはからは、やや円安方向にある。東証1部の出来高は14億835万株、売買代金は3兆523億円。騰落銘柄数は値上がり335銘柄、値下がり1800銘柄、変わらず57銘柄だった。

 市場では「全体が大きく下落するなか、一部の好業績株も一律に売られてしまっていることから、当面はそのような好業績銘柄の押し目を拾いたい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電機株も安い。凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、AGC<5201.T>、住友大阪<5232.T>などのガラス土石株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も下げている。東証業種別指数は33業種のうち、27業種が下落、6業種が上昇した。

 個別では、日本金属<5491.T>、アニコムHD<8715.T>、ネクソン<3659.T>、NEC<6701.T>、日揮HD<1963.T>などが下落。半面、ミツバ<7280.T>、東京きらぼし<7173.T>、武蔵精密<7220.T>、NISSHA<7915.T>、森六<4249.T>などが上昇している。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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