東洋炭素が大幅反発、業績予想の上方修正で買い誘発

株式

2021/5/13 16:37

 東洋炭素<5310.T>が3日ぶりに大幅反発し、218円高の2405円まで買われた。12日引け後、21年12月期第2四半期(21年1-3月)および通期の連結業績予想を上方修正し、買いを誘発した。

 第2四半期業績予想は、売上高が158億円から165億円(前年同期比6.4%増)、営業利益が16億円から18億円(同12.8%減)に引き上げられた。通期業績予想については、売上高が325億円から336億円(前期比7.6%増)、営業利益が35億円から40億円(同16.9%増)に上乗せされた。第1四半期(12年1-3月)において、前下期をピークに漸減を見込んでいた電気用カーボン製品の需要が引き続き高水準で推移したほか、各国のエネルギー政策の見直しに伴い太陽電池用の需要が想定を上回ったことに加え、円安の影響もあり、売上高・利益ともに計画を上回ったため、これを踏まえ業績予想を見直した。

 同時に発表された第1四半期決算は、売上高が82億8800万円(前年同期比5.0%増)、営業利益が10億200万円(同10.8%増)だった。

 13日の終値は、前日比166円高の2353円。

提供:モーニングスター社

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