三菱ケミHDが堅調、岩井コスモ証は「B+」・目標株価930円に引き上げ

株式

2021/5/14 16:10

 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が堅調。岩井コスモ証券では13日付で、投資判断を「B」(中立)から「B+」(やや強気)に、目標株価を650円から930円に、それぞれ引き上げている。

 目標株価930円は、22年3月期予想PER約13倍から算出されている。株式市場全体が金利上昇を意識して不安定な展開となる中、株価バリュエーションの割安感や景気回復に伴う石化製品やニードルコークスの市況上昇などが材料視され、株価上昇が続くと判断したとしている。欧米ではポストコロナの動きが活発化し、経済回復が始まっているものの、現時点では、新興国や日本などのコロナ克服度合に差があり、そのことが物流を停滞させ、局所的な需給ギャップが生まれ長期間市況が高止まりする可能性があると予想。経済全体にはよいとは言えないものの、そうなれば同社の業績にプラスに働くことは間違いないだろうとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期2200億円(前期比4.6倍、会社側計画は2160億円)、23年3月期2400億円と試算している。

 14日の終値は、前日比3.4円高の846.7円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ