北越コーポが急反発し年初来高値、22年3月期の大幅営業増益見通しや家庭紙生産設備の新設を材料視

株式

2021/5/17 16:26

 北越コーポレーション<3865.T>が急反発。72円高の648円を付け11日の年初来高値593円を大きく更新した。前週末14日引け後、22年3月期の連結業績予想を発表。大幅な営業増益見通しを示し、買い人気を集めた。

 22年3月期業績は、売上高2550億円(前期比14.6%増)、営業利益150億円(同8.8倍)を予想する。グローバルな市況価格動向など、先行き不透明な状況が続くなか、収益体質の強化を図るべく、引続き徹底したコストダウンに取り組む方針。

 21年3月期決算は、売上高が2224億5400万円(前期比15.9%減)、営業利益が17億100万円(同84.8%減)だった。

 同時に、新潟工場(新潟県新潟市)において、トイレットペーパー、ティシュペーパーおよびペーパータオルなどの家庭紙生産設備を新設することおよび、タイに設立する子会社を通じて逆浸透膜(RΟ膜)支持体生産工場を建設することも明らかにしている。

 17日の終値は、前週末比38円高の614円。

提供:モーニングスター社

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