<相場の読み筋>5月18日

2021/5/18 7:45

 17日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前週末比54.34ドル安の3万4327.79ドル、ナスダック総合指数が同50.930ポイント安の1万3379.048ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8038万株、ナスダック市場が53億5268万株だった。米10年物国債の利回りが高止まりするなか、前週末に続伸していた反動から、売りが優勢の展開となった。NYダウは一時205ドルを超える下げをみせる場面もみられたが、取引終了にかけ下げ幅を縮小した。米5月NY連銀製造業景気指数が24.3と、市場予想平均の23.9を上回ったが反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニー<DIS>やベライゾン<VZ>、マイクロソフト<MSFT>などが、値下がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は、上値の重い展開となりそう。日経平均株価はきのう17日、買い先行後に下げ転換し、戻り待ちの売り圧力が強いことを意識させるような展開だった。手がかり材料難のなか、引き続き、時間外取引での米株価指数先物や台湾・加権指数、中国・上海総合指数などの動きに影響を受けそうで、手控えムードが強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(17日は109円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同132円57-61銭)と小動き。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ホンダ<7267.T>、三菱UFJ<8306.T>、三住トラスト<8309.T>が、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比15円高の2万7785円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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