日清粉Gが急落、22年3月期は営業増益見通しも市場予想平均に届かず

株式

2021/5/18 11:12

 日清製粉グループ本社(日清粉G)<2002.T>が急落し、一時128円安の1692円を付けている。17日引け後、22年3月期の連結業績予想を発表。営業増益見通しとしたが、市場予想平均に届かず、売りに押された。

 22年3月期業績は、売上高6600億円(前期比2.9%減)、営業利益282億円(同3.7%増)を予想。市場予想平均は290億円程度だった。外出自粛や外食店の営業時間短縮などにより、業務用向け製品需要の回復スピードが緩やかになること、また家庭用向け製品は巣ごもり需要が前年に比べ減少することを想定する。売上高は「収益認識に関する会計基準」等を適用する影響で600億円減少する見込み。配当は、中間期19円(前期実績17円)、期末20円(前期は記念配当2円を含む20円)の合計39円(同37円)に増額する計画。

 21年3月期決算は、売上高が6749億9500万円(前期比4.6%減)、営業利益が271億9700万円(同5.7%減)だった。

 午前11時10分時点の株価は、前日比78円安の1742円。

提供:モーニングスター社

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