1-3月GDPは前期比5.1%減、3四半期ぶりのマイナス成長

株式

2021/5/18 15:33

<チェックポイント>

●市場予想よりも悪化

●個人消費が減少

 内閣府が18日に発表した21年1-3月期の実質GDP(国内総生産)は、前期比年率5.1%減となった。20年10-12月期は同11.6%増だったものの、個人消費の落ち込みを受けて3四半期ぶりのマイナス成長となった。また、市場予想(4.5%減)も下回った。

 1-3月は、個人消費と輸出が落ち込んだ。政府の需要喚起策「GoToキャンペーン」の一部が20年12月にいったん休止したほか、1月から2回目の緊急事態宣言が発出されたことも影響した。個人消費(家計最終消費支出)は前期比1.4%減、輸出は0.2%減となった。また、設備投資も1.4%減とマイナスに転じた。

 一方、21年4-6月は、3回目の緊急事態宣言を受けて個人消費は伸び悩むものの、新型コロナウイルスワクチンの接種開始が政府消費を押し上げる見通し。プラス成長に復帰するとの見方が大勢を占めている。

提供:モーニングスター社

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