日経平均は46円高と3日続伸、上げ転換後に一時2万8500円台回復も戻り売りに伸び悩む=24日後場

 24日後場の日経平均株価は前週末比46円78銭高の2万8364円61銭と3営業日続伸。朝方は、売りが先行した。前週末の米国株式でナスダック総合指数が安く、ハイテク株の一角などが軟化し、2万8212円32銭(前週末比105円51銭安)と安く寄り付いた。一巡後は、株価指数先物に断続的な買いが入り、上げに転じた。米ダウ先物高もあって景気敏感株中心に堅調に推移し、前場の早い段階で2万8584円18銭(同266円35銭高)まで上昇した。その後、いったん上げ幅を縮小してから、持ち直す場面もあったが、戻り売りに上値を抑えられ、大引けにかけて伸び悩んだ。

 東証1部の出来高は9億9383万株、売買代金は2兆1504億円。騰落銘柄数は値上がり1394銘柄、値下がり715銘柄、変わらず83銘柄。

 業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、新生銀行<8303.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も買われた。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株や、王子HD<3861.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株も高い。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、クボタ<6326.T>などの機械株も値を上げた。

 半面、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が軟調。ソフバンG<9984.T>、ネクソン<3659.T>などの情報通信株も安い。丸井G<8252.T>、すかいらくH<3197.T>などの小売株や、SBI<8473.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も売られた。

 個別では、ヤマト<1967.T>、RobotH<1435.T>、アバント<3836.T>、東京機<6335.T>、アウトソーシング<2427.T>などの上げが目立った。半面、ネットマーケ<6175.T>がストップ安となり、PCIHD<3918.T>、gumi<3903.T>、アトラエ<6194.T>、テモナ<3985.T>、ADWAYS<2489.T>などの下げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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