三井E&SH、グループの三井E&S造船が商船三井などと自動離着桟の実証試験

株式

2021/5/25 7:33

 三井E&Sホールディングス<7003.T>グループの三井E&S造船は前週末21日、商船三井<9104.T>、東京海洋大学、三井造船昭島研究所(東京都昭島市)と、国土交通省の「船舶の自動離着桟の安全性に係る実証事業」において、21年3月から4月にかけて、商船三井フェリー(東京都中央区)が所有する大型カーフェリー「さんふらわあ しれとこ」を用いて、茨城県大洗港の実岸壁で自動離着桟の実証試験を行い、大型カーフェリーとしては世界で初めて実岸壁での自動離着桟を成功させたと発表した。

 実証試験に際しては、実施前に「さんふらわあ しれとこ」の操船性能を踏まえ、操船計画・実施要領・中止基準などを策定し、シミュレーションなどによりさまざまな事象下での安全性評価を十分に行い実施した。今後は、今回の実証試験結果を活かし、他船種でも実岸壁での自動離着桟の実証試験を行い、より汎用性の高い技術とすることを目指す。また、自動離着桟のみならず、自律航行の実現に向けた取り組みも進めて行くという。

 24日の終値は、前週末比変わらずの484円。

提供:モーニングスター社

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