テクノスJ「DX=ERP×CRM×CBP」の推進に正面から取り組む=吉岡隆社長に聞く

株式

2021/5/25 8:59

 テクノスジャパン(テクノスJ)<3666.T>は新型コロナウイルス感染症拡大の中でも、既存案件の深耕、新規案件の獲得に取り組み、業績は好調。1月には前3月期業績予想を上方修正した。今後はさらに正面からDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み、「DX=ERP×CRM×CBP」の実現から新たな飛躍を目指す。同社の将来的な成長戦略について吉岡隆社長に聞いた。

 ――DXについて、どうとらえていますか。

 「経済産業省の『DXレポート』でも指摘されていたように、今後の日本にとってさらなるデジタル化は急務です。しかし、リアルのものをただデジタル化するものから、デジタル技術やデータの活用により大きな付加価値を生み出すものまで、デジタル化にもいろいろあります。新型コロナをきっかけに、日本ではデジタル化が加速し始めたような状況ですが、今後、どれだけ表面的なデジタル化にとどまらず、『データドリブンの経営・業務』改革が進むかがDXだと思います。そのような方向性で社会のデジタル化が進むことが重要だと思います」

 「当社はERP(基幹業務システム)とCRM(顧客管理システム)の導入ビジネスに加え、企業と企業を結ぶ独自のプラットフォーム『CBP(Connected Business Platform)』の普及にも注力しています。『Lead the Connected Society to the Future(つながる社会の未来を切り開く)』を掲げ、『DX=ERP×CRM×CBP』の本格的な実現を目指します」

 ――「DX=ERP×CRM×CBP」について説明してください。

 「現状ではまだ注文書、納品書、請求書など紙を使う取引業務が多くあります。CBPの注文決済サービスは、大企業から中小企業まで、得意先・仕入れ先双方で利用できるデジタルデータの取引業務基盤です。これをERP・CRMと組み合わせて、お客さまのデジタル業務改革の推進を支援して参ります。業界最適なDCM(Demand Chain Management)、SCM(Supplu Chain Management)を目指すため、『データドリブンの経営・業務』基盤を提供します」

今期は“勝負の年”に

 ――今期以降の成長戦略を教えてください。

 「今期は当社にとって非常に重要な1年になります。ERP・CRMともに成長性の高いビジネスです。2025年の崖に向けて、各社が新システムのグランドデザインを検討している現在、CBPを組み合わせて提供していくとともに、今後はそれぞれターゲットを拡大し、顧客のすそ野をより幅広くしていく考えです。CBPはSaaS型のクラウドソリューションですので、今後も継続的に機能強化を続け、より具体的な成果を上げながら、それを基に利便性の啓蒙を行い、普及を進めて参ります」

 ――海外事業はいかがですか。

 「当社は現在、米国シリコンバレーのほか、カナダ、インドにも拠点を持っており、グローバルな事業展開を推進しています。新型コロナの感染者の多い地域ではありますが、ビジネスへの影響としては逆にデジタル需要が増しました。特にCRMの需要は根強く、人員を増やしている状況です。将来的にはCBPを日本だけでなく、米国、カナダにも進めていきたいと考えています」

提供:モーニングスター社

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