米3月S&PコアロジックCS住宅価格指数、前年比13.2%上昇―15年3カ月ぶり高い伸び

経済

2021/5/26 9:38

<チェックポイント>

●20都市圏、前年比13.3%上昇に加速―市場予想上回る

●フェニックスが前年比20.0%上昇―22カ月連続でトップ

●10都市圏、前年比12.8%上昇に加速

 米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が25日発表した3月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比2.0%上昇の243.66と、2月の同1.2%上昇を上回った。季節要因を無視できる前年比も13.2%上昇と、2月の同12.0%上昇を上回り、05年12月以来15年3カ月ぶりの高い伸びとなった。

 S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数管理担当責任者であるクレイグ・ラザラ氏は、「3月の住宅価格の加速は、新型コロナのパンデミック(感染症の世界的大流行)を背景に、住宅取得者が都心のアパートから郊外の一戸建てに住宅購入をシフトさせているという見方と一致する。住宅購入需要は数年先取りする形で、急ピッチで加速している」と指摘している。

 市場の関心が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比2.2%上昇の251.57と、2月の1.3%上昇に続いて4カ月連続で高い伸びとなった。前年比も13.3%上昇と、2月の12.0%上昇を上回り、9カ月連続で伸びが加速、市場予想の12.6%上昇をも上回った。

 都市別では、2月と同様、西部と南東部が顕著な伸びとなっている。フェニックスは前年比20.0%上昇と、最も高い伸びを示し、22カ月連続でトップとなった。次いで、サンディエゴは同19.1%上昇、シアトルは同18.3%上昇、ボストンは同14.9%上昇、タンパは同13.7%上昇、シャーロットとポートランドは同13.5%上昇、ダラスは同13.4%上昇となった。

 このほか、クリーブランドは同12.9%上昇、ニューヨークは同12.3%上昇、ミネアポリスは11.0%上昇、ラスベガスは同10.6%上昇、シカゴは同9.0%上昇と、いずれも全国平均の13.2%上昇を下回った。20都市中、パンデミックの影響で一時調査ができなかったデトロイトは1月統計から復活し、3月は同12.1%上昇となった。

 主要10都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比2.0%上昇の264.77と、2月の同1.2%上昇を上回り、2カ月連続で伸びが加速した。前年比も12.8%上昇と、2月(11.7%上昇)を上回った。価格指数は金融危機前の06年6月のピーク(226.29)を25カ月連続で上回っている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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