<新興国eye>トルコオンライン販売大手ヘプシブラダ、米ナスダック市場に新規上場へ

新興国

2021/6/3 10:46

 トルコ2位のイーコマース(電子商取引)大手ヘプシブラダが米ナスダック店頭市場に新規上場する見通しだ。地元紙デイリー・サバ(電子版)が1日に伝えた。

 すでに同社は5月28日付でSEC(米証券取引委員会)に対し、新規上場に関する報告書を提出しており、それによると、米証券大手のモルガン・スタンレー<MS>とバンクオブアメリカ・メリルリンチ、米金融大手JPモルガン・チェース<JPM>などがIPO(新規株式公開)主幹事会社となっている。新規上場や公募・売り出しの日程など詳細は明らかにしていない。

 同社の20年の売上高は新型コロナのパンデミック(感染症の世界的大流行)により、前年比約2.5倍の64億トルコリラ(約817億円)、また、オンラインショッピングサイトでの商品の総売上高(GMV)も前年比約2倍の170億トルコリラと、急増している。同社の20年のトルコ国内のイーコマース市場シェアは約17%と、5年前に比べ2倍に拡大し、中国インターネット大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA>傘下のトレンドヨルに次いで2位となっている。従業員数は3月末時点で2572人。

<関連銘柄>

 上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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