<新興国eye>前週の上海総合指数、米中関係悪化懸念で続落=BRICs市況

新興国

2021/6/14 10:03

 前週(7-11日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の11日終値が4日終値比0.06%安の3589.748となり、続落した。

 週明け7日の指数は続伸して始まった。米政府による規制強化で苦境に陥っている中国IT企業に対し、中国当局が支援策を打ち出すとの思惑でハイテク株が買われ、指数の上げを主導した。

 8日は3営業日ぶりに反落。バイデン米大統領が防衛・監視技術関連の中国企業59社の株式売買を禁止する新たな大統領令に署名したことが嫌気された。

 9日は反発し、10日も値を上げ、続伸。原油や金属などコモディティー(国際相場商品)相場の上昇が支援材料となり、石炭などの資源株が買われた。その後は、中国の王文濤・商務部長と米国のレモンド商務長官が電話会談で貿易と投資関係を推進することで合意したことや、バイデン大統領が中国の対話アプリの微信(ウィーチャット)と動画投稿アプリのティックトックの利用禁止を撤回すると表明したことで米中関係悪化懸念が後退し、買いが広がった。

 週末11日は反落した。割高感が強い酒造メーカーや金融株に利益確定売りが出た。

 今週(15-18日)の株式市場は、引き続き、米中関係や国内外の新型コロナ感染とワクチン接種の動向、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では政策引き締めの動きや人民元相場、原油などのコモディティー相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は16日の5月鉱工業生産と5月小売売上高、1-5月都市部固定資産投資など。14日は「龍船節」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>

 上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、

 H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、

 南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>

提供:モーニングスター社

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