<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高やルーブル高を受け、4週続伸=BRICs市況

新興国

2021/6/14 11:13

 前週(7-11日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の11日終値が前日比0.07%高の1678.57、前週比でも4日終値比1.91%高となり、4週続伸した。

 週明け7日の指数は買い優勢で始まり、週末11日まで6連騰した。

 週前半は、欧州市場が堅調となり、ロシア市場でも買いが優勢となった。その後もロシア中銀がインフレ抑制のため、追加利上げを決めるとの思惑でルーブル高となったことや、セルゲイ・リャブコフ外務次官がバルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム2」の完成に楽観的な見通しを示したこと、16日の米ロ首脳会談の準備が着実に進んでいることを示したことなどが好感された。

 週後半は、原油高や米株市場が堅調となったことを受け、買いが優勢となった。その後もOPEC(石油輸出国機構)による石油需要見通しの引き上げが好感され、ブレント原油先物が1バレル=72.5ドルを超えたことや、ECB(欧州中央銀行)が理事会で1.85兆ユーロの資産買い入れを7-9月期も続けることを決めたこと、ユーロ圏の21年成長率見通しを上方修正したことなどが買い材料となった。

 週末も原油先物価格が73ドルと一段高となったことや、ロシア中銀が景気回復が予想以上に早く進んでいるとの見方を示したこと、さらには米5月CPI(消費者物価指数)の急上昇は一時的との見方から買い安心感が広がった。

 今週(14-18日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染やワクチン接種などの動向、世界経済の動向、対ロ制裁、ロシア国内の景気対策、原油価格、ルーブル相場、主要企業ニュース、反体制派指導者ナワリヌイ氏の動向、さらには16日の米ロ首脳会談が焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える15日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や16日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は15日の1-3月期GDP(国内総生産)や16日の5月鉱工業生産など。指数は1600-1750ポイントの値動きが予想される。

<関連銘柄>

 RTS連動<1324.T>、iSエマジン<1582.T>、WTI原油<1671.T>、

 ガス<1689.T>、原油<1690.T>、野村原油<1699.T>、

 iエネルギー<2024.T>

提供:モーニングスター社

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