米5月住宅着工件数、前月比3.6%増の157.2万戸―4月の大幅減から回復も市場予想下回る

経済

2021/6/17 10:30

<チェックポイント>

●一戸建て、前月比4.2%増となり全体をけん引

●主力の南部と中西部、西部は増加―北東部で急減

●一戸建て未着工件数、5カ月連続で増加

 米商務省が16日発表した5月住宅着工件数(季節調整値)は、年率換算で前月比3.6%増の157万2000戸と、4月の同12.1%減(改定前は9.5%減)から増加に転じたが、市場予想の163万-163万5000戸を下回り、期待したほど増えなかった。

 着工件数の内訳は、月ごとに変動が激しいアパート(5世帯以上)が前月比4.0%増の46万5000戸と、4月の同0.2%減(改定前は4.0%増)から増加に転じた。一方、主力の一戸建ては同4.2%増の109万8000戸と、4月の同16.0%減(同13.4%減)から回復した。

 先行指標である住宅建築許可件数はアパート(5世帯以上)が前月比7.7%減と急減し、一戸建ても同1.6%減となったため、全体では同3%減の168万1000戸と、2カ月連続で減少し、市場予想の173万戸も下回った。

 一戸建ての完成住宅件数は前月比2.6%減の97万8000戸と、4月の同2.9%減に続いて2カ月連続で減少し、20年12月(95万8000戸)以来、5カ月ぶりの低水準となった。全体ではアパート(5世帯以上)が同7.6%減の38万7000戸と、急減したため、同4.1%減の136万8000戸と、4月の同4.7%減に続いて2カ月連続で減少し、21年に入り3番目に低い水準となっている。

 また、バックログ(建築許可が下りたあと、未着工となっている件数)は一戸建てが同3.6%増の14万2000戸と、5カ月連続で増加し、06年10月(14万4000戸)以来14年7カ月ぶりの高水準となっている。

 他方、一戸建ての建築中件数は前月比1.2%増の65万2000戸と、20年6月以降12カ月連続の増加となった。アパート(5世帯以上)は同0.3%減の65万9000戸となったため、全体では同0.5%増(前年比は9.9%増)の132万4000戸となった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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