エーザイが急騰し上場来高値、米BMYと抗がん剤の共同開発・商業化で独占的提携契約

株式

2021/6/18 10:42

 エーザイ<4523.T>が急騰。前日比1140円高の1万2540円を付け、16日の上場来高値1万1585円を更新した。18日午前8時、米ブリストル・マイヤーズ<BMY>と、同社が創製した抗体薬物複合体(ADC)抗がん剤「MORAb-202」について、共同開発・共同商業化に関するグローバルな独占的戦略的提携契約を締結したと発表、買い人気を集めた。

 今回の契約に基づき、両社は、「MORAb-202」について、日本、中国、アジア太平洋諸国、米国、カナダ、欧州(欧州連合および英国など)およびロシアをコラボレーションテリトリーとして共同開発および共同商業化を行う。また、コラボレーションテリトリー以外の地域については、ブリストル・マイヤーズが単独で開発および商業化を行うという。同社は、ブリストル・マイヤーズから契約締結時に一時金6億5000万ドル((約680億円)を受領。そのうち2億ドル(約209億円)が、同剤の研究開発費として充当される。また、同社は、開発、薬事および販売マイルストーンの達成により最大で24億5000万ドル(約2560億円)を受け取る。コラボレーションテリトリー以外の地域では、ブリストル・マイヤーズが、同社に対し売り上げに対する一定のロイヤルティーを支払う予定。

 午前10時39分時点の株価は、前日比1060円高の1万2460円。

提供:モーニングスター社

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