日経平均873円高と5日ぶり大幅反発、米ダウ先物高や円安も支え、値上がり銘柄数2100超=22日後場

 22日後場の日経平均株価は前日比873円20銭高の2万8884円13銭と5営業日ぶりに大幅反発。朝方は、買い優勢で始まった。21日の米国株式の急反発や、きのう日経平均が大幅に4営業日続落(合計1430円37銭安)した反動もあり、いったん2万8700円台に値を上げた。その後戻り売りに伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く上げ幅を拡大。時間外取引の米ダウ先物高や円安・ドル高も支えとして意識され、後場中盤には2万8895円26銭(前日比884円33銭高)まで上昇した。その後は大引けにかけて高値圏で推移した。

 東証1部の出来高は11億7325万株、売買代金は2兆7728億円。騰落銘柄数は値上がり2107銘柄、値下がり69銘柄、変わらず17銘柄。

 東証業種別株価指数は全33業種が値上がり。業種別では、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>や、ストップ高した明治海<9115.T>などの海運株が上昇。住友倉<9303.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株や、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も堅調。大和ハウス<1925.T>、積水ハウス<1928.T>などの建設株や、住友不<8830.T>、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も買われた。丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>、住友商<8053.T>などの卸売株や、エーザイ<4523.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株も買われた。ヤマトHD<9064.T>、京成<9009.T>などの陸運株や、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も値を上げた。

 個別では、ウェルネット<2428.T>、Jリース<7187.T>、ARM<8769.T>、ips<4390.T>、マーキュリア<7190.T>などの上げが目立った。半面、エムアップH<3661.T>、ビーロット<3452.T>、シルバーライフ<9262.T>、エネクス<8133.T>、NCHD<6236.T>などの下げが目立った。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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