<米国株情報>ゲームストップ、FTSEラッセル1000指数に組み入れか

株式

2021/6/23 10:19

 ビデオゲーム販売大手ゲームストップ<GME>が米国の大型株のベンチマークで時価総額上位1000社からなるFTSEラッセル1000種指数(RIY)の構成銘柄に組み入れられる見通しだ。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが21日に伝えた。

 ラッセル指数は、25日の引け後にFTSE指数の開発・管理を行っている英国のFTSEインターナショナルが年次調整の一環として銘柄の入れ替えリストを発表する予定。

 現在、ゲームストップは小型株からなるラッセル2000種指数の構成銘柄だが、5月7日時点の時価総額が73億ドルを超えていれば同1000種指数に組み入れられる見通しで、ゲームストップの場合は112億ドルと基準値を上回っている。

 一方、ゲームストップと同様にミーム銘柄として株価が急騰した映画館チェーン大手AMCエンターテインメント<AMC>は5月7日時点の時価総額が43億ドルと基準値を下回っているため、1000指数には指定されない見通し。

 ラッセル1000種指数にはアップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>などの超大型株が指定されている。これらに比べるとゲームストップの時価総額は見劣りするため、ゲームストップの指数組み入れウエートは2000指数での約0.5%から大幅に低下する見通しで、6月28日の銘柄の入れ替え時に、パッシブ運用のインデックス・ファンド(株価指数連動型ファンド)によりゲームストップは約500万株の売り越しになるとみられている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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