来週の東京外国為替市場見通し=米6月雇用統計に注目
予想レンジ:1ドル=110円00銭-112円25銭
21-24日のドル・円は上昇した。週初21日は、日経平均株価の大幅安を受け、ドル・円は一時1ドル=110円を割り込んだが、欧米株高や米長期金利の反発を背景にドル・円は切り返した。22日、世界的な株高を背景にドル買い・円売り優勢の展開となったが、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が議会証言で早期利上げを否定すると、ドル・円の上値は重くなった。23日、前日のパウエル議長発言が市場の反発を呼び、米長期金利が上昇。ドル・円も上値し、一時20年3月以来の111円台に乗せた。その後は利益確定売りに押される場面もあったが、米6月製造業PMI(購買担当者景気指数)が過去最高を記録すると、ドル・円は111円台に再浮上した。24日序盤、ドル・円は111円12銭まで上値を試したが、その後は米長期金利が低下し、利益確定売り優勢となった。
週明けは、30日の米6月ADP(オートマティック・データ・プロセッシング)統計をはじめ、7月1日の米6月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数、2日の米6月雇用統計と重要な米経済指標の発表が相次ぐ。5月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が4月を上回る伸びとなったものの、市場予想には届かず、テーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)が後退し、ドル・円には下押し圧力がかかった。6月は5月実績を上回るとの見方が大勢だが、パウエルFRB議長が早期利上げに否定的な姿勢を堅持しているだけに、市場予想と同水準なら、ドル・円の反応は限られそう。ただ、FRB内にもここへきてタカ派姿勢を強めるメンバーが増えており、市場予想から大きく上ブレるようなら、タカ派のコメントが蒸し返されドル・円に上昇圧力がかかる可能性がある。
ドル・円の下値メドは、13週移動平均線に近いフシ目の110円ちょうど。上値メドは、20年2月に付けた高値近辺の112円25銭。
提供:モーニングスター社
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