<米国株情報>FDA、ジョンソン製ワクチンでまれに自己免疫疾患起こると警告か

株式

2021/7/14 10:27

 米食品医薬品局(FDA)は米日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ>の新型コロナワクチン候補「Ad26.COV2-s」(JNJ―78436735)の接種により、まれに免疫系が過剰に反応し、正常な細胞や組織を攻撃する自己免疫疾患を引き起こすとして、近く、同社製ワクチンの安全性について警告するもようだ。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが12日、伝えた。

 これは米有力紙ワシントン・ポストが関係者の話として最初に報じたもの。同紙は米疾病予防管理センター(CDC)の同社製ワクチンに関するデータを引用し、ワクチン接種を受けた約1280万人のうち、100人に自己免疫疾患が見られたとしている。ただ、FDAではこの疾患について、J&J製ワクチンは安全で「まれに起こる病症リスクよりも利益が上回る」と強調すると見られている。

 これを受け、J&Jの株価は12日、前週末終値比0.16%安の169.48ドルと反落。13日も前日終値比0.12%安の169.27ドルとなり、続落して引けた。

 J&J製ワクチンは2月27日、FDAから18歳以上の成人への使用を条件に許可され、後期(第3相)臨床試験での有効性(予防効果)は66%となっている。米国での緊急使用許可は20年12月の米医薬品大手ファイザー<PFE>と米バイオ医薬品大手モデルナ<MRNA>に続き、J&Jが3社目。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ