OTSが急落し年初来安値、がん特異的ペプチドワクチンの臨床試験で統計学な有意差が認められず

株式

2021/7/19 10:29

 オンコセラピー・サイエンス(OTS)<4564.T>が急落。一時33円安の75円を付け、5月13日の年初来安値106円を大きく割り込んだ。前週末16日引け後、食道がんに対するがん特異的ペプチドワクチン「S-588410」の第3相臨床試験で、主要評価項目の無再発生存期間においてプラセボ群との比較で統計学な有意差が認められなかったと発表、失望売りに押されたようだ。

 同社では、今回試験結果を踏まえ、ライセンスアウトしている塩野義製薬(塩野義薬)<4507.T>と、今後の開発計画について協議を継続するとしている。

 午前10時28分時点の株価は、前日比28円安の80円。

提供:モーニングスター社

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