<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安やEUの対ロ制裁延長を受け3週続落=BRICs市況

新興国

2021/7/19 11:33

 前週(12-16日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の16日終値が前日比0.84%安の1603.1、前週比では9日終値比1.95%安となり、3週続落した。

 週明け12日の指数は買い優勢で始まり、13日も値を上げ、3営業日続伸した。

 週前半は、欧州市場が上昇に転じたことや、EU(欧州連合)外相会議で対ロ制裁の6カ月間延長が決まったことなどが買い材料にとなった。個別銘柄では政府が30年まで1.84兆ルーブルの航空機製造投資を決めたことを受け、国営の航空持ち株会社ユナイテッド・エアクラフト(OAK:統一航空機製造会社)が急伸し、指数の上げを主導した。その後は、原油先物価格が回復したことや、海外株高となったことが、ロシア株を支援した。

 14日は反落し、週末16日まで3日続落した。

 14日は、国営天然ガス大手ガスプロムが四半期配当金を減額すると発表したことを受け急落したほか、OPEC(石油輸出国機構)プラスがUAE(アラブ首長国連邦)に対する原油生産枠を拡大したことを受け、原油先物価格が1バレル=75.6ドルに反落したことが嫌気され、売りが強まった。

 15日は、原油先物価格が74.5ドルに続落したことや、送電系統大手の連邦送電公社(FGC・UES)が減配方針を発表し急落、指数の下げを主導した。

 16日も原油先物価格が72.3ドルに急落し、ロシア株は一段安となった。

 今週(19-23日)のロシア市場は引き続き、デルタ型変異ウイルス感染の動向や世界経済の動向、対ロ制裁、ロシア国内の景気対策、原油価格、ルーブル相場、主要企業ニュース、反体制派指導者ナワリヌイ氏の動向などが焦点となる。このほか、原油先物価格に影響を与える20日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や21日の米EIA週間石油在庫統計、23日のロシア中銀の金融政策決定会合も注目される。主な国内経済指標の発表予定は19日の6月小売売上高や22日の6月鉱工業生産など。RTS指数は1550-1650ポイントの動きが予想される。

<関連銘柄>

 RTS連動<1324.T>、iSエマジン<1582.T>、WTI原油<1671.T>、

 ガス<1689.T>、原油<1690.T>、野村原油<1699.T>、

 iエネルギー<2024.T>

提供:モーニングスター社

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