<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年GDP見通しを5.27%増に上方修正

新興国

2021/7/20 10:55

 ブラジル中央銀行が19日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比5.26%増から5.27%増に上方修正された。上方修正は13週連続、1カ月前の予想は5.00%増だった。また、22年の見通しも前週予想の2.09%増から2.10%増に上方修正された。1カ月前の予想も2.10%増だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の6.11%上昇から6.31%上昇に引き上げられた。引き上げは15週連続、1カ月前の予想は5.90%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.75%上昇に据え置かれた。1カ月前の予想は3.78%上昇だった。

 21年末時点の政策金利の見通しは前週予想の6.63%から6.75%に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は6.50%だった。22年末時点の見通しは前週予想の7.00%に据え置かれた。1カ月前は6.50%だった。次回8月3-4日会合時点の見通しも前週予想の5.00%に据え置かれた。据え置きは8週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.05レアルに据え置かれた。1カ月前の予想は5.10レアルだった。22年末時点の見通しも前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは5週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ