明日の日本株の読み筋=4連休控え様子見か

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2021/7/20 16:03

 あす21日の東京株式市場は、4連休(22-25日)を控え、様子見気分に傾きやすい。世界的な新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大への警戒感とともに景気の先行きが懸念されるなか、4連休中の不測の事態に備え、積極買いは手控えられよう。むろん、日経平均株価は5連敗(合計1330円下落)し、調整が進んでいることで、外部要因の落ち着き次第ではリバウンド期待もあろうが、あくまでも短期売買が主流とみられる。

 21日引け後には、注目企業の日電産<6594.T>が4-6月期決算を発表する予定だが、連休明け以降は主要企業の決算発表が本格化するだけに、内容を見極めたいとの空気が強まることも想定される。

 20日の日経平均株価は大幅に5営業日続落し、2万7388円(前日比264円安)引け。新型コロナウイルス変異株の感染拡大への警戒感を背景に19日の欧米株式が下落した流れを受け、下げ幅は一時320円を超えた。一巡後は、時間外取引の米株価指数先物の上昇もあって、前引けにかけて下げ幅を縮小したが、買いは続かず、後場入り後は軟調に推移した。チャートでは、1月6日の年初来安値(終値2万7055円94銭)以来の水準となり、押し目買いを誘い、踏みとどまれるかが注目される。

提供:モーニングスター社

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