<相場の読み筋>7月21日

2021/7/21 7:45

 20日の米国株式は、NYダウが前日比549.95ドル高の3万4511.99ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同223.894ポイント高の1万4498.878ポイントと6日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6393万株、ナスダック市場が43億8375万株だった。米6月住宅着工件数は164万3000件となり、市場予想平均の159万件を上回った。堅調な経済指標を受け、NYダウは前日の19日に今年最大の下げを演じていただけに、自律反発狙いの動きが強まり、景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やハネウエル<HON>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が値上がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価はきのう19日に5日続落となり、終値ベースでの下げ幅は1300円を超えた。短期的な売られすぎ感や、現地20日の欧米株式が反発した動きもあり、買い先行となりそう。ただ、東京オリンピックの開催で、あす22日から24日まで4連休となることから、模様眺めムードが強まりそうで、買い一巡後は、伸び悩む場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(20日は109円62-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同129円17-21銭)と、やや円安方向にある。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、ソニーG<6758.T>、ファナック<6954.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比320円高の2万7730円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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