日経平均は320円程度高、時間外取引で米株価指数先物の上昇も支え=21日寄り付き

 21日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比320円程度高い2万7708円前後で推移する。午前9時3分には、同381円21銭高の2万7769円37銭を付けている。きのう20日は大幅に5日続落し、5日間の下げ幅が1300円を超えていたことによる反動や、現地20日の欧米株式が反発した動きなどから、買いが先行した。買い一巡後は、戻り待ちの売りにやや上値が重いもようだが、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることが支えとして意識されているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比320円高の2万7730円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も上げている。

 個別では、イーグル<6486.T>、フリュー<6238.T>、スターマイカ<2975.T>、ベイカレント<6532.T>、エフオン<9514.T>などが上昇。半面、第一パン<2215.T>、アルインコ<5933.T>、タマホーム<1419.T>、アルインコ<5933.T>、JTEC<3446.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=109円台の後半(20日は1ドル=109円62-63銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円17-21銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ