<相場の読み筋>7月27日

2021/7/27 7:45

 26日の米国株式は、5日続伸した。NYダウが前週末比82.76ドル高の3万5144.31ドル、ナスダック総合指数が同3.722ポイント高の1万4840.713ポイントで取引を終了。NYダウ、ナスダック総合指数はともに、連日で終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億7073万株、ナスダック市場が41億5254万株だった。朝方は、前週末に終値ベースで史上最高値を更新していたことや、中国での企業への規制強化が懸念され、下落する場面もみられた。ただ、前週に発表された米企業の決算が、おおむね良好だったことから、決算への期待感が支えとなり上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やインテル<INTC>、シェブロン<CVX>などが、値上がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は続伸後、もみ合いか。現地26日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が前週末に続き、終値ベースで史上最高値を更新したことから、朝方は買い優勢のスタートとなりそう。ただ、きのう26日は、中国当局による企業への規制強化懸念から上値の重い展開となっていた。引き続き、中国・上海総合指数や香港・ハンセン指数の動きを意識した展開が予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(26日は110円20-22銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同129円84-88銭)と円安方向にある。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比120円高の2万7950円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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