米マイクロソフト、第4四半期は市場予想上回る―株価は急落後に持ち直す

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2021/7/28 9:55

 米マイクロソフト<MSFT>は27日引け後に21年6月期第4四半期(4-6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比21%増の461億5000万ドル、純利益は同47%増の164億6000万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は2.17ドルとなり、売上高、EPSともに市場予想を上回った。

 コロナ禍でのテレワーク向け需要の拡大により、同社の中核事業であるマイクロソフト・アジュールを中心としたインテリジェント・クラウドサービス部門の売上高は前年同期比30%増の173億8000万ドルで、このうち、アジュール事業は同51%増となった。

 個人用PC事業部門の売上高は同9%増の140億9000万ドルで、このうち、Xボックス・コンテンツ・サービスは同11%増だった。

 クラウドベースの「オフィス365」などのソフト事業や傘下の米ビジネス向け交流サイト大手リンクトインを含むプロダクティビティ・アンド・プロセス部門は同25%増の146億9000万ドルで、このうち、リンクトインの売上高(広告収入)は同46%増だった。

 なお、21年6月期通期の売上高は前期比18%増の1680億9000万ドル、純利益は同38%増の612億7000万ドルとなり、いずれも過去最高を更新した。

 半導体不足が懸念される中、今後の業績見通しを明らかにしなかったことで先行きの不透明感が意識され、株価は27日の時間外取引で一時3%安を付けたものの、現地時間の午後6時すぎから急速に持ち直し、日中終値比0.20%高の287.12ドルで取引を終えている。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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