アドバンテスが急騰、22年3月期業績予想の上方修正に自社株買いなどを好感

株式

2021/7/29 9:22

 アドバンテスト<6857.T>が急騰し、560円高の9700円まで買われている。28日引け後、22年3月期の連結業績予想(IFRS基準)を上方修正し、未定としていた中間配当を50円(前中間期は38円)とするとともに、自社株買いを明らかにし、好感された。

 22年3月期業績予想は、売上高が3500億円から3850億円(前期比23.1%増)、営業利益が850億円から1000億円(同41.4%増)に引き上げられた。最終製品需要の拡大基調と高機能化に沿って半導体需要の拡大が見込まれ、半導体供給不足を解消するための能力増強投資が当面持続すると予想。短期的にも中・長期的にも半導体およびその関連市場の拡大が期待されるとし、第1四半期(21年4-6月)の業績進ちょくをも踏まえ、通期業績予想を見直した。同時に発表された同四半期決算は売上高が971億1600万円(前年同期比45.5%増)、営業利益が261億2500万円(同94.1%増)だった。

 一方、自社株買いについては、取得株数上限で1000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.1%)、取得金額上限で700億円。取得期間は21年8月2日-22年3月24日。

提供:モーニングスター社

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