日産自が続急騰、22年3月期業績予想を上方修正、最終黒字に浮上

株式

2021/7/29 9:47

 日産自動車<7201.T>が続急騰し、一時56.3円高の650円を付けた。28日引け後、22年3月期の連結業績予想を上方修正し、評価機運が高まった。

 22年3月期業績予想は、売上高が9兆1000億円から9兆7500億円(前期比24.0%増)、営業損益がトントンから1500億円の黒字(前期は1506億5100万円の赤字)、最終損益が600億円の赤字から600億円の黒字(同4486億9700万円の赤字)に引き上げられた。営業損益面では、想定為替レートを円安に見直し、前回予想から800億円の改善を見込む。また、米国を中心とした良好な市場環境に支えられ、収益性の改善が進み、前回予想比1050億円の増益要因となる。原材料価格の高騰で追加リスク(前回予想比350億円の減益要因)を織り込んだ上で、採算が好転する。

 同時に発表された第1四半期(21年4-6月)決算は、売上高が2兆82億4700万円(前年同期比71.0%増)、営業損益が756億8200万円の黒字(前年同期は1539億2600万円の赤字)、最終損益が1145億3100万円の黒字(同2855億8900万円の赤字)だった。

提供:モーニングスター社

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