東宝が3日続落、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は5500円に引き上げ

株式

2021/7/30 12:56

 東宝<9602.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では29日付で、レーティング「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は4400円から5500円に引き上げている。

 (1)同証券予想連結営業利益及び同EVTDAの上方修正(2)新年度入りで目標株価算出基準期を24年2月期に変更(3)新年度入りで妥当EV/EBITDA倍率を12.5倍に引き上げ――の3点を目標株価引き上げの背景に挙げている。

 中期利益成長力、潜在リターンの大きさを考慮し、「オーバーウエート」を継続するとしている。「22年2月期からの新たな営業利益拡大局面に入る」との見方は変わらず、同証券では連結営業利益について、22年2月期は感染症再拡大の影響から小幅増額ながら、23年2月期以降は、(1)営業正常化による映画営業・興行事業および不動産賃貸事業(2)アニメ拡販で映像事業(3)受注拡大から道路事業がけん引し、従来比10%以上上方修正するとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年2月期495億円(前期比2.2倍、従来482億円、会社側計画は320億円)、23年2月期548億円(従来495億円)、24年2月期582億円(同510億円)と試算している。

 午後零時52分時点の株価は前日比85円安の4760円。

提供:モーニングスター社

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