<米国株情報>P&Gは続伸、第4四半期決算が市場予想を上回る

株式

2021/8/2 10:39

 日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)<PG>が1.97%高の142.23ドルと続伸した。7月30日に21年6月期第4四半期(4-6月)の決算を発表。売上高は前年同期比7%増の189億4600万ドル、純利益は同4%増の29億600万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.13ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 オーガニックグロース(為替変動や買収の影響を除いた売上高)で見た実質売上高は前年同期比4%増だった。

 経済活動の再開で職場復帰や外出機会が増えたことを受け、美容やヘルスケア関連商品への需要が回復しヘルスケア部門のオーガニックグロースが前年同期比14%増と急増したほか、美容関連のビューティー部門が6%増、自宅待機需要の高まりで整髪や髭剃りなどグルーミング部門が6%増と堅調だった。一方、殺菌・消毒関連のホームケア部門は2%増にとどまった。

 P&Gは22年6月期(21年7月-22年6月)の売上高予想を前年比2-4%増、オーガニックグロースを同2-4%増、EPSを6-9%増、調整後のEPSを同3-6%増と予想した。商品相場や輸送費用の上昇が税引き後利益ベースで約19億ドルの押し下げ要因になるとみている。

 決算発表の前日29日には、デービッド・テイラーCEO(最高経営責任者)兼社長が11月1付で退任し、後任にジョン・モラーCOO(最高執行責任者)兼副会長が昇格する人事を公表した。モラー氏は1988年に食品部門のコスト分析関連のアナリストとして入社した。テイラー氏はCEO退任後、取締役会長に就任する予定。次期COOにはシャイレシュ・ジェジュリカール氏が10月1日付で就任する。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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