パーカーが急伸、22年3月期第1四半期決算の大幅な増収増益を好感

株式

2021/8/3 14:20

 パーカーコーポレーション(パーカー)<9845.T>が急伸。一時64円高の620円を付け7月26日の年初来高値570円を更新した。2日引け後、22年3月期第1四半期(21年4-6月)の連結決算を発表。大幅な増収増益で着地し、好感された。

 第1四半期決算は、売上高が122億6700万円(前年同期比41.4%増)、営業利益が9億3500万円(同12.0倍)だった。機械部門は、主力の製粉機械の輸入販売および国内外向け自動車業界向け自動設備は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う輸入の遅れによる設備検収の遅延や開発車系の進ちょく遅れなどが影響。一方、化成品部門は、自動車業界向けの製造販売は、前期コロナ禍の反動により増収増益となり、化学品部門は、国内外市場向けの一般工業用ケミカルおよび、特殊ケミカルの製造販売ならびに輸出関連の販売は、輸出用ケミカルおよび研磨材の販売は堅調に推移し、新規大型設備の受注により増収増益となった。

 22年3月期業績予想は、売上高470億円(前期比6.7%増)、営業利益31億円(同18.0%増)を据え置いている。

 午後2時19分時点の株価は、前日比14円高の570円。

提供:モーニングスター社

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