東精密が一時急落、決算発表をきっかけとした売りに押される展開に

株式

2021/8/4 12:03

 東京精密(東精密)<7729.T>が急落し、一時170円安の4640円を付ける場面があった。3日引け後、22年3月期第1四半期(21年4-6月)の連結決算を発表。決算発表をきっかけとした売りに、押される展開となった。

 22年3月期第1四半期(21年4-6月)の連結決算は、売上高が289億3700万円(前年同期比37.3%増)、営業利益が59億9500万円(同88.7%増)だった。半導体製造装置部門は、前期から続く5G通信やテレワークの普及による関連ロジックデバイスや電子部品向けの製造装置、EVの開発加速や普及に伴う車載デバイスやパワー半導体向けの製造装置の需要が堅調に推移した。

 第2四半期業績予想は、売上高590億円(前年同期比30.8%増)、営業利益108億円(同71.9%増)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期予想に対する進ちょく率は、売上高で49.0%、営業利益で55.5%となっている。

 同時に自社株買いを発表。取得上限60万株(自己株を除く発行済み株式数の1.5%)・25億円。取得期間は8月4日から9月30日までとしている。

 前場終値は、前日比90円安の4720円。

提供:モーニングスター社

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