タカラBIOが急騰、22年3月期第2四半期と通期の業績予想の上方修正、配当の増額計画で買い人気

株式

2021/8/4 13:29

 タカラバイオ(タカラBIO)<4974.T>が急騰し、一時220円高の2985円を付けている。3日引け後、22年3月期第2四半期(21年4-9月)および通期の連結業績予想の上方修正と、期末一括配当の増額計画を示し、買い人気を集めた。

 第2四半期業績予想で、売上高を246億900万円から297億円(前年同期比70.8%増)に、営業利益を71億3900万円から114億円(同3.1倍)に引き上げた。通期予想では、売上高を505億円から542億円(前期比17.6%増)に、営業利益を140億円から170億円(同21.8%増)に増額した。売上高は、新型コロナウイルスの影響を受け低迷していた一般研究用試薬市場が回復したことに加え、新型コロナウイルスのPCR検査関連製品も増加する。利益面では、研究開発費を当初計画よりも増加させるが、売上高拡大による利益額の増加で吸収する見込み。

 同時に期末一括配当予想を見直し、従来予想の16円から20円(前期実績16円)に増額するとした。

 22年3月期第1四半期(21年4-6月)決算は、売上高が152億7200万円(前年同期比2.2倍)、営業利益が85億400万円(同12.3倍)だった。

 午後1時26分時点の株価は、前日比107円高の2872円。

提供:モーニングスター社

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