<今日の仮想通貨市況>時価総額2兆ドル回復、ビットコインは3カ月ぶり高値

仮想通貨

2021/8/16 9:23

 16日午前9時20分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=520万円前後(過去24時間比1.0%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=36万5000円前後(同1.6%高)となっている。

 主要な暗号資産は14日未明に上げ基調を強め、約3カ月ぶりの高値を付けた。ビットコインは4万8000ドル台を回復したあと利益確定売りに押されて上げ幅を縮小したが、4万5000ドル台で下げ止まると16日未明から戻りを試している。また、イーサリアムは3300ドル台に乗せたあと、ビットコイン同様に調整したが、足元では押し目買いに支えられ、3300ドル台の攻防となっている。

 ビットコインやイーサリアムだけでなく、バイナンスコイン(BNB)やXRP(XRP)など幅広く上昇しており、14日には暗号資産市場の時価総額も約3カ月ぶりに2兆ドル台を回復した。

 13日は、インテル<INTC>がコインベース<COIN>の株式を保有していると報じられた。このほか、フランスのサッカークラブであるパリ・サンジェルマン(SG)が入団したアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手の契約金の一部を、パリSGが発行する「ファントークン」で支払ったことも話題となっている。「ファントークン」は暗号資産の一種で、保有者はチーム運営に関わる投票や、限定イベントへの応募ができるようになり、売買も可能。スポーツチームで導入の事例が目立ち、日本でも湘南ベルマーレなどが導入している。

(イメージ写真提供:123RF)

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