医療用ガス株に連想買い集中、「酸素ステーション」で思惑

株式

2021/8/16 9:27

 新型コロナウイルスの自宅療養者向けに「酸素ステーション」を政府が整備する方針が明らかになり、医療用ガスの関連銘柄に連想が向かっている。

 菅首相は直近、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人が増加していることを受け、酸素投与が必要な患者のための酸素ステーションを設置する考えを示した。新型コロナの変異株の感染が拡大する中で、東京都内だけでも自宅療養者の数は2万人を超えている。

 折から人気化していた星医療酸器<7634.T>が前週末比17.0%高の6410円まで上昇し、昨年3月以来の高値を付けた。同社は医療ガス最大手で在宅酸素事業も展開している。

 このほか、LPガス販売が主力で医療ガス分野にも展開する大丸エナウィン<9818.T>が思惑買いで急騰したほか、小池酸素工業<6137.T>も大幅高となっている。産業用ガスの大手も日本酸素ホールディングス<4091.T>が年初来高値を更新した。

提供:モーニングスター社

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