日経平均は180円程度高、買い先行スタート後は伸び悩み商状に=30日寄り付き

 30日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比180円程度高い2万7821円前後で推移する。午前9時3分には、同280円41銭高の2万7921円55銭を付けている。前週末27日は底堅い展開だったことや、現地27日の米国株式市場で、NYダウが反発し、ナスダック総合指数も反発して2日ぶりに史上最高値を更新する動きとなり、買いが先行。その後、上値を試す動きがみられたが、伸び悩み商状となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末27日の大阪取引所清算値比215円高の2万7855円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も上げている。

 個別では、ランドC<3924.T>、GセブンHD<7508.T>、中山鋼<5408.T>、大気社<1979.T>、国際紙パ商<9274.T>などが上昇。半面、anfac<7035.T>、オルトプラス<3672.T>、明豊ファシリ<1717.T>、スタジオアリス<2305.T>、ワッツ<2735.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の後半(前週末27日は1ドル=110円10-11銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円48-52銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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