日経平均は122円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=31日寄り付き

 31日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比122円程度安い2万7666円前後で推移する。午前9時5分には、同187円08銭安の2万7602円21銭を付けている。きのう30日は反発したものの、上値の重い展開だったことから、戻り待ちの売りが先行した。その後、株価指数先物に断続的な売りが出て、下げ幅を広げる場面もみられた。先行きが読みづらいなか、不安定な値動きが続いている。現地30日の米国株式市場では、NYダウが反落したものの、ナスダック総合指数は続伸し、連日で終値ベースの史上最高値を更新している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比45円安の2万7695円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も下げている。

 個別では、ネクソン<3659.T>、アゴーラHG<9704.T>、明治海<9115.T>、コーエーテクモ<3635.T>、T&DHD<8795.T>などが下落。半面、インプレス<9479.T>、DyDo<2590.T>、スノーピーク<7816.T>、ヤマエ久野<8108.T>、宮越HD<6620.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の後半(30日は1ドル=109円80-82銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円58-62銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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