<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年末時点の政策金利見通しを8%に引き上げ

新興国

2021/9/14 10:44

 ブラジル中央銀行が13日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年末時点の政策金利見通しは前週予想の7.63%から8.00%に引き上げられた。1カ月前は7.50%だった。22年末時点の見通しも前週予想の7.75%から8.00%に引き上げられた。1カ月前は7.50%だった。次回9月21-22日会合時点の見通しは前週予想の6.25%に据え置かれた。据え置きは6週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の7.58%上昇から8.00%上昇に引き上げられた。引き上げは23週連続、1カ月前の予想は7.05%上昇だった。22年の見通しも前週予想の3.98%上昇から4.03%上昇に引き上げられた。引き上げは8週連続、1カ月前の予想は3.90%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比5.15%増から5.04%増に引き下げられた。引き下げは5週連続、1カ月前の予想は5.28%増だった。22年の見通しも前週予想の1.93%増から1.72%増に引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前の予想は2.04%増だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.17レアルから5.20レアルに引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前の予想は5.10レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは13週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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