明日の日本株の読み筋=もみ合い商状か、中国経済指標には注視

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株式

2021/9/14 16:33

 あす15日の東京株式市場で、主要株価指数はもみ合い商状か。先高期待は根強いものの、短期的な過熱感は一段と強まっており、利益確定売りへの警戒感が残る。

 14日の日経平均株価は大幅に3営業日続伸し、3万0670円(前日比222円高)引けと1990年8月1日(終値3万0837円)以来ほぼ31年1カ月ぶりの高値水準となった。TOPIX(東証株価指数)も2100ポイント台に乗せ、1990年8月3日以来の高値水準に浮上した。次期政権の政策期待とともに新型コロナウイルスの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展が引き続き支えとなり、海外マネーが上昇相場を演出している。

 一方、連日の上昇で過熱感は強く、外部要因次第で利益確定売りに傾くことも想定される。あすは日本時間午前11時には中国8月小売売上高、中国8月工業生産、中国8月都市部固定資産投資が発表されるが、低調な結果が示されるようだと、中国経済の減速懸念が高まる可能性があり、中国経済指標には注視する必要がある。

提供:モーニングスター社

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