明日の日本株の読み筋=調整含みの展開か

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2021/9/16 16:47

 17日の東京株式市場は、調整含みの展開となりそう。足元でやや上値の重い展開となったことや、週末要因に加え、20日が敬老の日の祝日で3連休になることから、ポジション調整の売りが強まることも想定される。調整局面となった場合には「9月限SQ(特別清算指数)値の3万85円93銭や、心理的なフシ目の3万円が意識されそう」(中堅証券)との声が聞かれた。また、現地17日の米国市場では、クワドプル・ウイッチング・デー(株価指数先物、同オプション、個別株先物、同オプションの清算日)を迎える。今年に入り、クワドプル・ウイッチング・デーは、3月19日が234ドル安、6月18日が533ドル安とさえない状況にあることから、米国株安を警戒して手控えムードが広がる場面も想定される。

 16日の日経平均株価は、前日比188円37銭安の3万323円34銭と続落して取引を終了。日経平均株価が続落となるのは、8月19-20日以来、約1カ月ぶり。東京証券取引所が引け後に発表した、9月第2週(6-10日)投資部門別売買状況によると、金額ベースで海外投資家は3010億円の買い越しで、2週連続で買い越しとなった。

提供:モーニングスター社

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