三井ハイテックが3日ぶり反発、三菱UFJモルガン証は「BUY」継続、目標株価は1万1000円に

株式

2021/9/17 16:30

 三井ハイテック<6966.T>が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では16日付で、レーティング「BUY」(買い)を継続、目標株価は8000円から1万1000円に引き上げている。

 同証券では連結営業利益予想を上方修正、あわせて目標株価を1万1000円に引き上げるとしている。中長期的な電動車用モーターコアの需要拡大と生産性改善などによる利益率向上に加え、リードフレームの収益性改善が同証券従来想定を上回るペースで進捗していることなどを踏まえ、「BUY」を継続するとしている。

 短期的には半導体不足などによる自動車減産の影響をリスク視せざるを得ないものの、中長期的な環境対応車用モーターコアなどの成長力に変化はなく、電子部品部門の収益性改善などを勘案すれば依然として上値余地があるとみているという。次のイベントである第3四半期(21年8-10月)は償却費増などにより、第2四半期(21年5-7月)比減益を予想、また、22年1月期上方修正計画に主要顧客の減産計画がどの程度織り込まれているか不明な点からも、第3四半期決算はより慎重に見る必要があろうとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年1月期113億円(前期比2.9倍、従来102億円、会社側計画は116億円)、23年1月期134億円(従来128億円)、24年1月期172億円(同154億円)と試算している。

 17日の終値は、前日比590円高の8810円。

提供:モーニングスター社

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