<新興国eye>前週のインド株、政府の自動車・通信業界支援で4週続伸=BRICs市況

新興国

2021/9/21 9:44

 前週(13-17日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の17日終値は前日比0.21%安の5万9015.89、週間ベースでは9日終値比1.22%高となり、4週続伸した。

 3連休明け13日の指数は小反落して始まった。指数が過去最高値水準で推移していることから利益確定売りが広がった。

 14日は反発し、16日まで3連騰した。

 14日は、前日引け後に発表された8月CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回り、4カ月ぶりの低水準となったことを受け、インフレ加速懸念が後退。買い戻し機運が強まった。

 15日は、8月輸出額が急増したほか、政府が自動車業界と通信業界への支援策を閣議決定したことを受け、自動車株と通信株が買われ、相場を押し上げた。

 16日は、政府の電気自動車や水素燃料電池車の業界支援策の発表を受け、景気回復期待で買いが一段と強まった。

 週末17日は利益確定売り優勢の展開となり、反落した。

 今週(20-24日)のインド市場は、デルタ株感染拡大やワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向、米中関係、原油価格の動向、インド国内の景気動向、主要企業の四半期決算、21-22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)などが注目される。主な経済指標の発表予定はない。

<関連銘柄>

 上場インド<1549.T>、インドNIF<1678.T>、インドブル<2046.T>、

 インドベア<2047.T>、iSエマジン<1582.T>

提供:モーニングスター社

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