<新興国eye>前週のブラジル株、金融取引税の増税や追加利上げ懸念で3週続落=BRICs市況

新興国

2021/9/21 9:50

 前週(13-17日)のブラジル株式市場は17日のボベスパ指数が前日比2.07%安の11万1439.4、週間ベースでは10日終値比2.49%安となり、3週続落した。

 週明け13日の指数は反発して始まった。前の週末、ボルソナロ大統領が「いかなる政府機関を攻撃する考えがない」との声明文を発表し、最高裁との緊張が緩和したが、市場ではこの大統領声明の真意を善意に解釈し、買い安心感が広がった。

 14日は反落し、週末17日まで4日続落した。

 14日は、米株安が嫌気されたほか、インフレ加速見通しが強まったことを受け、ブラジル中銀の追加利上げ観測が強まり、売り優勢となった。

 15日は、中国8月小売売上高と鉱工業生産が市場予想を下回り、重要な貿易相手国の中国への輸出鈍化懸念が広がり、売りが一段と強まった。

 16日は、政府が貧困層への財政援助制度「ボルサファミリア」の財源を賄うため、金融取引税の増税を決めたことや、通貨レアルが対ドルで下落したことが嫌気された。

 17日も、引き続き金融取引税の増税が重しとなったほか、中国の鉄鉱石相場の下落を受け、ヴァーレが急落し、指数の下げを主導した。

 今週(20-24日)の株式市場は、国内外のデルタ株感染拡大の動向や、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、政治動向、さらには22日のブラジル中銀の金融政策決定会合も注目される。主な経済指標の発表予定は24日の8月経常収支と9月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)消費者信頼感指数、9月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)など。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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