船井総研HDが年初来高値、大和証は「2」・目標株価3500円でカバー開始

株式

2021/9/21 15:50

 船井総研ホールディングス<9757.T>が前日比25円高の3030円まで買われ、連日の年初来高値更新。大和証券では17日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価3500円でカバーを開始している。

 中小企業向け戦略系コンサルティングをベースとする同社は、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を経営戦略に直結したものと捉えて、独自手法によりDXコンサルティングを推進し業績を拡大しつつあると指摘。SaaS型ソフトウエアを用いたDXが中小企業に一般化していくなか、各業種に最適なシステムを提案し、スムーズな運用を含めた実行支援の需要は高まっており、提案内容の1つとしてDXを進めることで、総合的な中小企業向けコンサルティングとしての評価も高まっていくと見られるとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年12月期66億円(前期比32.4%増、会社側計画は64億円)、22年12月期78億円と試算。中小企業向けに戦略、人材投資などに加えてDX化実行支援が増加することを予想。特に、得意としているデジタルマーケティングに加えて、MA、SFA、CRMを業種別に統合したオンライン営業ソリューションが製造業などを中心に好調に拡大することを見込んでいる。目標株価3500円は、21年12月期同証券予想連結1株利益93.6円にPER37倍を付与して算出されている。

 21日の終値は、前週末比10円高の3015円。

提供:モーニングスター社

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